50年以上の歴史がある超ロングセラーの制汗剤「Ban」。その中で、あまり見かけないパッケージの商品を発見しました。
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「Ban 薬用デオドラント ロールオン」の特徴
有効成分:クロルヒドロキシアルミニウム、イソプロピルメチルフェノール
汗を抑えるための有効成分には、クロルヒドロキシアルミニウムが使われています。この成分が汗の出口をふさいで、汗が外に出るのを抑えます。肌の収れん効果もあるので、制汗効果が比較的高くて、なおかつ肌への刺激が少ない成分。
そして殺菌・消臭成分としてイソプロピルメチルフェノールを配合。雑菌が繁殖して汗と混じり合い、不快な臭いを発するのを抑えてくれます。
ちなみに、パッケージに大々的に書いてある「高濃度ミルキータイプ」とは何ぞや?と思って調べると、植物抽出エッセンスが他のBan製品と比べて5倍配合されているということのようです。
でも、それ以上にほかの制汗剤と違う点があります。それは、容器がビンということ。手に持つと、ずっしりした重量感があります。なぜこの製品だけビンなのかは謎です(笑)。
効能効果は、「わきが(脇臭)、皮ふ汗臭、制汗」。脇臭を抑えることに重点を置かれた商品ですね。
価格はドラッグストアで510円(購入時の価格)でした。
「Ban 薬用デオドラント ロールオン」の制汗力をいざ検証!
では「Ban 薬用デオドラント ロールオン」の効果を検証してみます。存在感のあるビンの容器はこちら!
*すべての制汗グッズの効果を公平に測るため、「気温28~30度の室内で、踏み台昇降運動を15分行ったあとの脇汗の状態」を、Tシャツの脇汗染みの大きさ(写真付き)で検証しています。
**私は脇汗の量がかなり多いです。そのうえで、実際に使ってみた個人的な感想です。こうした点を踏まえて参考にしていただければと思います。
つけ心地・使いやすさ
無香料と書いてあるのですが、実際につけてみるとうっすら石鹸の香りがします。エタノールも入っているのですが、エタノール臭さはありません。メントールが配合されているので、塗ると少しだけひんやりします。
白残りはしませんでしたが、乾くと若干カピカピします。
脇汗の量は?
室温30度で15分間踏み台昇降をしたあとのTシャツのようすです。
脇汗の量はかなり多いです。気温が高めだったこともあると思いますが、それでも胸の部分の汗の量と比べて脇汗の広がりが大きいですね。脇から上に向かって汗染みが伸びています(笑)。たくさん塗った割には、汗止め効果はいまいちという感じですね。
臭いは?
乾くと若干汗臭いですが、汗の量の割には臭いはそんなにきつくない感じです。もう少し汗の量が抑えられたら、臭いもそこまで気にならないくらいまで抑えられるのではないかと思います。
実際に使ってみた「Ban 薬用デオドラント ロールオン」の評価は!?
制 汗 力:★★☆☆☆
消 臭 力:★★★☆☆
コ ス パ:★★☆☆☆
つけ心地 :★★★☆☆
使いやすさ:★★☆☆☆
総 合 力:★★☆☆☆
肌に塗ると膜を貼るような感触があったのですが、そこまで強力に汗を抑えるための商品というわけではなさそうです。臭いを抑える効果はそれなりにあるので、デオドラント目的メインで使うのがベスト。
また、ビンの容器は趣があって個人的には好きなのですが、実際にこれをバッグなどに入れて持ち歩くことを考えると、単純に重いですね(笑)。分厚いガラスなので大丈夫とは思いますが、万が一落として割れてしまったら大変です。
汗を抑えるというより、消臭をメインに、しかも自宅限定で使うのをおすすめします。
汗っかきの私でもピタっと脇汗が止まった制汗剤はこちらの記事:>>【使用レビュー】「デトランスα」で脇汗は止まる!?実際に使って脇汗の量を調査!で紹介しています
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本気で脇汗を止めたいと思っている方は参考にしてみてください。