超ロングセラーの制汗剤「Ban」は、商品ラインナップも豊富です。一風変わったパッケージのスティックタイプの商品です。
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「Ban 薬用デオドラント パウダースティック」の特徴
有効成分:クロルヒドロキシアルミニウム
潔いというか、有効成分は汗を抑えるクロルヒドロキシアルミニウムのみです。殺菌成分は入っていません。汗を抑えれば、臭いもしない!ということなのでしょう。一応、パッケージには「ニオイの元から集中予防!」と臭いを抑える効果があるようなことも書かれています。
クロルヒドロキシアルミニウムはいろいろな商品で使われている制汗成分で、汗の出口をふさぐということと、肌の収れん効果もあるので、比較的肌にやさしい&効果が高いと言われています。
ちなみに、パッケージに大々的に書いてある「高密度処方」とはどういうことかと言うと、肌につくパウダーの付着密度が、Banのパウダースプレーと比べて1.4倍あるということらしいです。つまり、肌への付着量が多いということですね。
また、パウダーが配合されているので、ベタつかずにさらさらの感触が続くようです。
効能効果は明記されていませんでした。有効成分を見ると「制汗」なのですが、説明を見ると「臭いを抑える」ことを大々的に打ち出しています。
価格はドラッグストアで566円(購入時の価格)でした。
「Ban 薬用デオドラント パウダースティック」の制汗力をいざ検証!
それでは、「Ban 薬用デオドラント パウダースティック」の効果を検証してみます。
*すべての制汗グッズの効果を公平に測るため、「気温28~30度の室内で、踏み台昇降運動を15分行ったあとの脇汗の状態」を、Tシャツの脇汗染みの大きさ(写真付き)で検証しています。
**私は脇汗の量がかなり多いです。そのうえで、実際に使ってみた個人的な感想です。こうした点を踏まえて参考にしていただければと思います。
つけ心地・使いやすさ
塗りっぱなしだと、かなり白残りします。指で伸ばして肌に馴染ませた方がいいでしょう。高密度処方ということですが、塗った感じはあまり実感はありませんでした。ベタつきはありません。たしかにサラサラしていますね。乾くとつけているのが分からないくらい、ベタつきもカピカピもありませんでした。
無香性ですが、ほんの少しだけ石鹸のような香りがします。
脇汗の量は?
室温28度で15分間踏み台昇降をしたあとのTシャツのようすです。
汗はそれなりに抑えられていると思います。染みははっきり分かりますが、染みの面積がやや小さめなので、それなりに制汗力はあるのではないかと思います。
制汗成分自体はほかのBanシリーズと同じなので、この商品独特の「高密度処方」によってかなり肌への密着度が高いことが効いているのかもしれないと思いました。
臭いは?
乾いたあとの汗臭さはほとんど感じませんでした。比較的汗が抑えられていたせいでしょうか。よーく嗅いでみると若干臭いますが、そんなに気になる臭いはありませんでした。
実際に使ってみた「Ban 薬用デオドラント ロールオン」の評価は!?
制 汗 力:★★★☆☆
消 臭 力:★★★☆☆
コ ス パ:★★★☆☆
つけ心地 :★★★☆☆
使いやすさ:★★☆☆☆
総 合 力:★★★☆☆
制汗力・消臭力ともにパフォーマンスは割と高めだと思います。手を挙げないで脇を閉じていたら汗染みは周囲にバレないかもしれないというレベル。
ただ、塗りっぱなしだと白残りがすごかったので、いちいち指で脇に馴染ませないといけない手間を考えると、使いやすさは低めの評価としました。それでもベタつきをまったく感じないので、つけ心地はいいです。
もともとそんなに汗の量が多くない人であれば、十分に満足できる制汗力を持っていると言えるでしょう。
汗っかきの私でもピタっと脇汗が止まった制汗剤はこちらの記事:>>【使用レビュー】「デトランスα」で脇汗は止まる!?実際に使って脇汗の量を調査!で紹介しています
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本気で脇汗を止めたいと思っている方は参考にしてみてください。